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最近、新しい物理現象の新聞発表等で話題のBファクトリー加速器実験施設(茨城県つくば市)には数百台の当社の高性能電源が使用されています。
Bファクトリー加速器に先立つトリスタン計画においても、2MWのクライストロン用電源の高電圧部をはじめマグネット用電源を多数台納入しており、トリスタンからBファクトリーへの改造時には、新開発のマグネット用高精度電源、パルス電源等を合わせて約400台ご採用いただきました。
Bファクトリー加速器は、電子と陽電子を光の速度近くまで加速し衝突させることで、宇宙が物質だけで出来ている謎(反物質が宇宙に存在しない理由)を解明することを目的としています。
この実験では、衝突回数(ルミノシティと呼ばれ、電子と陽電子の単位時間あたり単位断面積での衝突確率を表す)を上げられるかが重要であり、決められた値に対して1/10万の精度で数年間の長期安定出力をもたらすことがその確率を高めます。
当社は長年蓄積してきた経験と最新の技術力を駆使して、これらの厳しい要件を満足する電源を開発納入してきましたが、これまで約4年間高い稼動率と安定した性能で実験結果の蓄積をもたらし、ルミノシティでも最高レベルを成就したことから、このBファクトリー加速器が世界一の性能を示し、少なからぬ貢献をしています。
昨年12月、本加速器が性能、蓄積実験データ量ともに世界最高性能記録を達成したことを記念して式典が催されました。実験施設の建設に協力した企業150社の中から特に貢献度の大きかった8社に高エネルギー加速器研究機構から感謝状が贈呈され、当社も受賞の栄誉に浴することができました。
右の写真は、加速器のビーム軌道を安定に保つための偏向用、収束用等のマグネット電源で、370台(総出力容量:7MW)納入しました。
この種の電源で世界で初めてスイッチング方式を採用しており、体積が従来比1/2、電源効率が20%アップ、安定度が1/10万の高精度と、小形、高効率、高精度の3拍子を誇っています。
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