ニチコン株式会社と株式会社関電工は捲回型電気二重層コンデンサを用いた、200V級および400V級の50kVA〜200kVAの瞬時電圧低下補償装置を4月から発売します。
ニチコン株式会社は、自社製電気二重層コンデンサ(EVerCAP)を蓄電部に採用した三相200V級の瞬時電圧低下補償装置を、北陸電力株式会社と共同開発してきました。さらに株式会社関電工と三相420V型の共同開発をしてきました。これらの装置は当社が永年にわたり培ってきたインバータ、デジタル制御技術力を駆使して開発したもので、北陸電力株式会社の瞬時電圧低下(瞬低)データに基づく繰り返し瞬低等に対応した厳しい試験をクリアしております。さらに、商用周波数の異なる北陸地区(60Hz)と関東地区(50Hz)の2箇所でフィールド試験を実施しております。
これらの試験結果から優れた特性と信頼性が実証されたことにより、50kVAから200kVAの4種類をラインアップし、販売を開始いたします。
電気二重層コンデンサを用いた本装置は他のバッテリー型無停電電源装置(UPS)、コンデンサ型瞬時電圧低下補償装置、フライホイール型瞬時電圧低下補償装置、また積層型電気二重層コンデンサを用いた瞬時電圧低下補償装置などに比べ、低コストで、設置スペースが小さくてすみ、メンテナンス、環境配慮などにも優れ、お客様に導入して頂き易い装置となっております。
工場の製造ライン、特に精密加工をしている製造現場では、 落雷・風雪などによる瞬低や停電が生産ラインに多大な影響を与えるため、 常時高い電力品質が求められています。この対応として、現在は蓄電部に鉛蓄電池などを用いた無停電電源装置(UPS)が主流です。しかし、瞬低・短時間停電に限定した対策装置としては、環境負荷の軽減などの観点から、鉛蓄電池に代わるものとして電気二重層コンデンサを用いた瞬時電圧低下補償装置が今後の主流になっていくものと考えます。
そこで、当社は、社会的要請を満たす瞬低対策装置として、省エネルギータイプで、環境に優しい、電気二重層コンデンサを用いた業界最小・最軽量の瞬時電圧低下補償装置を開発し、市場での販売を開始することになりました。
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電気二重層コンデンサの採用により、蓄電部15年間メンテナンスフリー
電気二重層コンデンサは鉛蓄電池やリチウム電池などの二次電池に比べ、充放電による特性劣化が少なく(期待寿命15年)、蓄電部の保守メンテナンスが不要になります。 |
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電気二重層コンデンサの採用により、環境負荷を低減
構成材料に重金属などの有害物質を含まない電気二重層コンデンサを蓄電素子に採用することで、環境負荷を低減できます。 |
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繰り返し瞬低に対応
立命館大学との共同研究開発によるデジタル制御技術により、各種運転モードの高速制御と系統連系時の短時間同期制御を実現することで、繰り返し瞬低に対応できます。(添付資料は瞬低間隔0.2秒、瞬低継続時間0.2秒の瞬低条件を5回繰り返した場合の補償動作波形です) |
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業界最小・最軽量
半導体電力変換部と蓄電部を自社開発し、当社独自の捲回型製造技術とその集合構造の合理化により装置の小型・軽量化を実現し、お客様の設置スペースを低減できます。(同一仕様においては、国内最小・最軽量クラス) |
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常時商用給電方式による高効率設計
常時商用給電の回路方式を採用することにより、待機時の効率97〜99%を実現し、ランニングコストの低減を図れます。 |

瞬時電圧低下補償時の動作波形 |
| 定格電圧 |
: |
AC 200V AC420V (三相) |
| 定格容量 |
: |
50〜200kVA |
| 定格周波数 |
: |
50/60 Hz共用 |
| 切替時間 |
: |
2msec.以下 |
| 総合効率 |
: |
97〜99% |
| 瞬低補償時間 |
: |
1秒(〜60秒 オプション) |
| 蓄電方式 |
: |
電気二重層コンデンサ(捲回型) |
| 寸法・質量(例) |
: |
幅1200×奥行800×高さ1950(mm) 600kg (200V 50kVA)
幅1800×奥行1000×高さ2150(mm) 1500kg (420V 200kVA) |
| 生産工場 |
: |
ニチコン草津株式会社
滋賀県草津市矢倉2丁目3番1号
(ISO9001,ISO14001認証取得) |
| (1)ニチコン株式会社 |
| 所在地 |
: |
京都市中京区烏丸通御池上る |
| 代表者 |
: |
代表取締役社長 武田 一平 |
| 設立年月日 |
: |
1950年8月1日 |
| 資本金 |
: |
14,286百万円 |
| 従業員数 |
: |
5,846名 (2006年3月末現在 連結) |
| 事業内容 |
: |
電子機器用・機器用・電力用各種コンデンサ、機能モジュール、正特性サーミスタ、スイッチング電源、コンデンサ応用関連機器等の製造販売 |
| 売上高 |
: |
106,871百万円 (2006年3月期 連結) |
| (2)北陸電力株式会社 |
| 所在地 |
: |
富山県富山市牛島町15番1号 |
| 代表者 |
: |
取締役社長 永原 功 |
| 設立年月日 |
: |
1951年5月1日 |
| 資本金 |
: |
117,640百万円 |
| 従業員数 |
: |
4,692人(2006年3月末現在 連結) |
| 事業内容 |
: |
電気事業、熱供給事業、ガス供給事業、電気通信事業など |
| 売上高 |
: |
480,813百万円(2006年3月期 連結) |
| (3)株式会社関電工 |
| 所在地 |
: |
東京都港区芝浦四丁目8番33号 |
| 代表者 |
: |
取締役社長 山口 学 |
| 設立年月日 |
: |
1944年9月1日 |
| 資本金 |
: |
10,264百万円 |
| 従業員数 |
: |
5,919名(2006年3月末現在 連結) |
| 事業内容 |
: |
設備工事業および電気機器販売業 |
| 売上高 |
: |
436,979百万円(2006年3月期 連結) |
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