ニチコン株式会社は、CPU*/GPU*のデカップリング回路用として、小形、低ESL*(等価直列インダクタンス)化を図ったリード線形導電性高分子アルミ固体電解コンデンサを開発し、同「LFシリーズ」に追加しました。
本品を、10月2日(火)〜6日(土)幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2007」に出展します。
コンピュータ等のデジタル機器の高速化、高機能化に伴って、搭載されるCPU/GPUの動作周波数の高周波化が進み、高周波帯域での瞬時大電流の供給が必要となっています。CPU/GPUのデカップリング回路に用いられているアルミ電解コンデンサには、従来から低インピーダンス化を求められてきましたが、MHz領域の高周波数帯領域では、インダクタンス*が大きな影響を及ぼすことから、低ESL化を求められるようになってきました。
本品は導電性高分子の重合技術、素子の部材構成、およびコンデンサの構造を最適化することで、 8mmを 6.3mmへと小形化を図りながら、低ESR(等価直列抵抗)の特長を維持し、さらに従来品よりESLを30%低減させることに成功しました。
代表的な製品は、定格電圧2.5V、静電容量560 で、現行の「LFシリーズ」では 8×9LサイズでESL値が2.6〜2.8nHでしたが、1.8〜2.0nHにまで低減し、サイズも 6.3×9Lmm maxと、1ランクの小形化を実現しています。
ESRは、 8×9Lmm maxサイズの最大規格値である7m のままとしています。(20℃100kHz)
なお、ESLは、JEITA* RC-2003(電気・電子機器用リード線端子形コンデンサの低ESL測定方法, 2006.4)の測定方法に準拠し測定周波数は40MHzとしています。
2.5V 560 品比較
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低ESL品 |
LFシリーズ(現行品) |
| サイズ |
6.3×9L mm |
8×9L mm |
| ESL(20℃ 40MHz) |
1.8〜2.0 nH |
2.6〜2.8 nH |
| 定格電圧 |
: |
2.5〜4 V |
| 定格静電容量範囲 |
: |
270〜820 |
| 製品寸法 |
: |
6.3×9Lmm |
| 耐久性 |
: |
105℃ 2000時間保証 |
| 端子形状 |
: |
リード線形 |
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| サンプル |
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2007年10月より |
| 量産 |
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2007年12月から 100万個/月を予定 |
| 生産工場 |
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ニチコン福井株式会社
福井県大野市土布子第4号24番地15(ISO14001認証取得) |
※語句説明
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ESL(Equivalent Series Inductance):コンデンサが持つリアクタンスを直列インダクタンスに等価的に置き換えた値で、等価直列インダクタンスとも言う。単位はヘンリー(H)を用いる。
ESR(Equivalent Series Resistance):等価直列抵抗
CPU(Central Processing Unit):中央演算ユニット
GPU(Graphics Processing Unit):画像演算ユニット
インダクタンス(Inductance):磁界の変化で電流が流れ、電圧が生じる現象(電磁誘導)の大きさを表す係数
JEITA(Japan Electronics and Information Technology Industries Association)
:社団法人 電子情報技術産業協会 |
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