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Job & People ニチコンで活躍する先輩社員からのメッセージ
開発
林 聡子
大町工場
2003年入社
工学研究科 物質工学専攻
自分の手がける開発が工場生産に直結することを実感
 大学に送られてきた入社案内のパンフレットを見てニチコンを知りました。エレクトロニクス分野で、今後ますます需要が見込まれるコンデンサメーカーであることに興味・関心を抱き、入社を決めました。とはいえ、入社前は仕事をこなせていけるか、上司や同僚など同じ部署の人たちとうまく人間関係を築いていけるか、不安もありました。新入社員時代は分からないことばかりでしたが、同じ部署の人はもちろん、他部署の人々もいつも丁寧に教えてくださり、感謝しています。
私の仕事、その魅力・やりがい
 アルミ電解コンデンサの主要部材である電極箔の開発を行っています。電極箔の製造は、アルミニウム箔を電気化学的に溶解して表面積を広げる「エッチング」という工程と、その後陽極酸化して表面に誘電体の皮膜を形成する「化成」という工程から構成されます。そのなかで私は、電極箔の特性をより向上させるために、エッチング箔を薬品に浸漬したり熱処理を施すなど、エッチングと化成の間に行う処理を担当しています。
 仕事では、処理前後のことを考えねばならず、幅広い知識と視野が必要とされます。また、大学とは異なり、単に「データを得る」ことではなく「製品にすること」が第一目的なので、常に責任感と緊張感が求められます。半面、自分の開発したものが生産につながったときの喜びは大きく、そこに何よりもやりがいを感じます。仕事にも少し慣れてきた今、電極箔の特性向上は当然のこと、「環境」にも考慮し、開発していけるようになりたいと思っています。
一番印象に残っている出来事
 入社前は、実験室のようなところで開発に携わっている姿しか、イメージできませんでした。入社後、自分が実験室で検討・考案した製造過程を、実際に設備を使って試作し、テストを行ってみるということも、開発のなかでは重要なウエイトを占めていることを知り、驚きました。
 特に、入社して間もない頃、新しい生産設備の導入に携わったことはとても印象に残っています。先輩に付いて実験用の小さな設備で生産条件を検討し、その後、実際に生産の現場で使われる大きな設備の立ち上げに立ち会いましたが、このとき「これから自分が携わっていく"開発"という仕事が、工場での"生産"に直接結びついているのだ」と実感したことが、とても印象に残っています。
私の新入社員時代
 今まで使ったことのない実験装置や初めて学ぶ事柄など、知らなかったことを覚えることで精一杯の毎日でした。何も分からない自分に時間を割いて教えてくださった上司や、どんな的外れの質問にも丁寧に答え、一緒に考えてくださった先輩たちに感謝しています。
皆さんへのメッセージ
 当社では、電極箔が使われる製品の使用電圧に応じて、適切なエッチングピット(穴径)を電解条件、電解液、アルミニウムの純度等により、サブミクロンオーダーで制御しています。
 コンデンサは、電気、有機、高分子、無機、分析、機械など色々な分野の技術から成り立っています。コンデンサに直結した研究には携わっていなくても、大学で学んでいることはきっと直接的・間接的にコンデンサの開発・生産に役立っていくと思います。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
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