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Job & People ニチコンで活躍する先輩社員からのメッセージ
開発
宮川 竜治
ニチコン草津
2005年入社
自然科学研究科 機械工学専攻
設計から試作まで総合的に開発に携われるのが魅力
 就職情報サイトで初めてニチコンを知りました。面接で大型電源装置の話を聞いてとても興味を持ち、入社を決意しました。
 入社前は、科学技術の最先端を切り開いていくようなイメージがありましたが、実際に入社してみると、最先端技術ばかりを追求しているわけではなく、実績ある技術を組み合わせ、総合的にハイレベルな製品を作っていることを知りました。そうした手堅さがニチコン電源部門のすごさだと言えるでしょう。自分自身は、ニチコンの「科学技術と職人技を高次元で融合」させているところが好きで、そうした点が何よりも肌に合っているように感じています。
私の仕事、その魅力・やりがい
 最初に携わった業務は、瞬時電圧低下補償装置(無停電装置の一種)の開発・設計でした。大学と共同研究を行っていましたが、マイコン制御プログラムのニチコン側の担当となり、共同研究終了後も担当を続けています。現在の業務の中心は、系統連系円滑化蓄電システム(風力発電における発電量変動を吸収するシステム)の開発です。ハード・ソフト全般の開発に携わっています。
 製品開発の仕事というと、開発者個人はシステムの局所的な部分に注力しているので、システム全体に携わる場合は少ないように思います。しかし、私が関わっている部門では、対象となるものの性質上、一人の開発者がハードウェア・ソフトウェアを問わず、トータルに開発に携わっていく必要があります。当部門の開発者はいわば「何でも屋」と言えますが、そういったところが仕事の難しさであると同時に、魅力であり、やりがいでもあると感じています。特定の分野だけでなく、総合的にモノづくりに携わるのが好きな人には貴重な職場だと思っています。
一番印象に残っている出来事
 瞬時電圧低下補償装置の設置に際し、お客様の工場で、通常運転に入る前の最終テストを行いました。そのテストとは、操業中の工場に短時間の停電を発生させ、その停電の際に瞬時電圧低下補償装置が電力を補うことを確認するというものでした。もちろん、瞬時電圧低下補償装置が通常通り機能すれば問題なくクリアできる試験です。しかし、万が一、瞬時電圧低下補償装置が機能しなかった場合は工場全体が操業停止状態となり、お客様に多大な迷惑をかけることになるため、その場に居合わせた関係者は緊張の面持ちでテストを見守っていました。カウントダウンの後、人為的に短時間の停電を発生させると、ブレーカのオン・オフに伴う2回のカチッカチッという音が工場に響きました。その2回のクリック音の間、瞬時電圧低下補償装置の運転ランプが点灯し、インバータの動作によって生じる小さな高い音以外、工場内では何も起きませんでした。何ごともなかったように工場のラインは操業を続けました。瞬時電圧低下補償装置においては「何も起きないこと」が成功です。当然のことを当然のように果たしただけだと思いつつも、やはり、ほっと胸をなでおろしました。これまでの業務の中で一番印象に残っている光景です。
私の新入社員時代
 最初の頃は本当に「分からないことだらけ」でした。なぜ分からないことだらけだったのかというと、担当部署では「Aが分かるためにはBが分かる必要がある」「BがわかるためにはAが分かる必要がある」という、鶏と卵の関係のような事柄を理解する必要があったからだと思われます。そのため、どこが分からないのかさえ分からない状況に陥ることも少なくありませんでした。しかし、何かの拍子に突破口が開かれると、段階的に理解が深まっていきました。そんな中で、今から思えば、がむしゃらになり過ぎて空回りすることもなく、やる気を失ってしまうこともなく、適度な緊張感を維持しながら仕事に取り組んでいけたわけですが、それはひとえに先輩方の指導のお陰だと思います。私も後輩を育成できるような開発者を目指していきたいと思います。
皆さんへのメッセージ
 迷って出口が見えなくなるようなことがあっても、いろんな会社を訪問してみるとよいのではないでしょうか。自分自身よりも、もしかしたら、どこかの会社の人の方が自分の適性を見抜けることがあるかもしれません。
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